「サスペンダーの独り言」ホーム > アーカイブ(2008年)

2008年05月14日

ハムレットの悩み

若い時分から、ずっと疑問に思っていることがある。 と言っても実につまらないことで、人様に話すのが気恥ずかしいようなことなのだが、解けない結び紐のように気になっているのである。 シェークスピアの「ハムレット」は、私の好きな芝居である。 最近は忙しくて無理だが、学生時代から機会があればよく観たものだ。 しかしここで私は、演劇論を展開しようというのではない。 あの有名なハムレットのセリフ 「生きるべきか...

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2008年05月01日

目に青葉...

青葉が目に沁みる季節がまためぐってきた。 春の到来の喜びとはまたちがった、荒々しい生命の気配が空気をふるわせてくる。 先日、上野の国立博物館で催されている「薬師寺展」に行ってきた。 平成館の前の紅白のハナミズキが美しい姿をみせていたが、休日にしては、思ったほどの人出もなく、楽に見て廻ることができた。 奈良の薬師寺には、これまでも何度か足を運んでいるが、今回は日光菩薩・月光菩薩の光背がはずされて、そ...

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2008年04月04日

桜吹雪のなかで

東京・谷中は坂の町である。 日暮里駅から、御殿坂を上りかけて、すぐのところに谷中霊園がある。 今、その墓地の石畳は一面の桜の花びらに彩られていて、夜半に湿り気を含んで鈍く光るこの路を歩いていると、なにやらおぼろで幽玄の世界に踏み込んだような心持になってくる。 私のような田舎育ちのものにとって、谷中のそこここに点在する聞き覚えのある地名をみたり、墓地の有名人の墓石を眺めて廻るのは、円生や志ん生の人情...

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2008年03月24日

櫻を待つ

春を告げる梅の花の可憐さも好きだが、桜というのは、やはり日本人のメンタリテイにいちばん合っているのではないだろうか。 「敷島の大和心を人問わば朝日に匂う山櫻花」 という歌を引くまでもなく、桜の開花と聞くと、入学、卒業といった人生の節目の懐かしい想い出を彷彿する人が多いことだろう。 日本は先進主要国の中でも、入学式を4月に行う、数少ない国である。 「入学試験を、いちばん風邪を引きやすいシーズンに行う...

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