「サスペンダーの独り言」ホーム

2011年11月02日

山のあなたの空遠く...

先日、NHKTVで宮崎県椎葉村の森の不思議な農法をとりあげていた。 平家の落人伝説で有名な椎葉村は、そのかなりの部分がダム建設で湖底に沈んだと聞いているが、ここに登場する「おばば」とその継承者たち(家族たち)は縄文時代から変わることのない、周期的な山焼き農法によって、森の潤沢なめぐみを今も享受しつづけているのである。 私事で恐縮だが、私の母はこの夏の盛りに107歳の生涯を終えた。私が駆けつけたとき...

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2011年10月19日

石巻の秋

ハナミズキの葉が色づいて真っ赤な実をつけている。フジバカマも典雅でやわらかな匂いをふりまいている。この時季はもっと寒気が迫ってきていてもよいのだが、日中は汗ばむほどの陽気で、休日など半袖に短パンで過ごしているほどだ。しかし植物は正直なもので、紅葉すべきものはちゃんと色づいてくれるし、結実すべきものはきちんと秋の実をつけてくれる。 先週末、仙台、石巻と震災の地を駆け足でまわってきた。3・11以来三度...

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2011年10月03日

看板の塗り替え(サスペンダーの独り言)

このたび永年にわたってつとめてきた、力にあまる大任の荷を降ろさせていただくことになった。 ついでのことに、このエッセイの看板も降ろすつもりでいたのだが、各方面からいろんなアドバイスをいただいて、看板の色を模様替えして、もう少しだけ続けさせて頂くことにした。鬱陶しがらずにしばらくおつきあい願いたい。 タイトルは、私が今使っているサスペンダーからとっただけでたいした意味はない。体型の変化に合わせて、こ...

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2011年09月26日

非言語情報について

なんだかいかめしいタイトルだがべつにたいしたことを言おうというわけではない。人間の第一印象というものについて感想めいたことを書きたいだけだ。 ほかの方はどうだか知らないが、私の場合、結果から見て人間に対する第一印象の正しさはほぼ100%に近いような気がする。まあ、正しいと言いきってしまっては語弊があるが、最初の直感的判断と、情報が蓄積されたあとの感じ方ではかなりちがうのが普通であろう。 第一印象で...

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2011年08月30日

ゲリゲのつぶやき

草野心平の詩が好きだ。土俗的に見えて、ひどく哲学的で、その上実に都会的でお洒落である。 80歳を過ぎた心平翁をNHKの画面でみたことがある。サントリーのダルマの水割りを飲んでいた。インタビュアーが心配してとめるのだが聞き入れない。「いやいやまだまだ」とかなんとか言ってダボダボとグラスに注いでいる。琥珀色の液体が、彼のゆったりした顔の皴によく似合う。 彼の蛙の詩はそのほとんどが酔っぱらって書いたもの...

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