第10回「<レシピ>夏にさわやか!サバの白梅煮」
......それにしても、この間の穴子ごはんはおいしかった。
自宅でもアレが食べられたらいいのに、とは誰でも思うことだけれど、そもそも手に入りづらい特別な穴子を使うことはできない。
しかも、あの穴子には鮨職人の技を使ったタレまでついている。
このハンディを背負ってあの味は再現できないに決まっている。
それなら、「イワシの白梅煮」はどうだろう。
冷蔵庫にしょっぱめの梅干しが......あるな。
イワシはないけどサバの水煮缶がある。いけるかも。
浜名シェフにコツを聞いてきたメモを広げる。
・ 魚のくさみはアルコールと一緒に飛ばす
・ 2分で火をとめること
・ 煮物がさめる間に味が入る
ふむふむ。というわけで、「サバの白梅煮」。
サバの白梅煮
材料(2人分)
サバの水煮缶・・・・・・1個
梅干し・・・・・・3個
酒、みりん・・・・・・各大さじ2
※みりんは本みりんが望ましい
※甘めの梅干し、低塩梅干しは不可。セレンディップでは塩分13%の梅干しを使用。
作り方
1.さばの水煮缶の水分をきって小鍋にうつす
2.梅干し、酒、みりんを入れ、材料がかぶるくらいの水(この日、和歌ネエは水だしこんぶ出汁を使用)をたす。
3.ふたをせずに煮る。アルコール分が飛んだ2分後、火を止め、キッチンペーパーで落としぶたをし、さめるまでまつ。
さめるのを待つ時間をのぞけば、正味3分のスピード調理。
それなのに酒とみりんの品よくコクのある煮汁、そこに梅のさわやかな酸味と自然な塩味がのっかって・・・・・・。
新鮮な魚を使った「セレンディップ」の味には及ばないが、及第点といってよいでしょう。
仕上げのキッチンペーパーは灰汁(あく)をとるための工夫。
水煮缶はどうしても崩れやすいので、なるべくいじらず静かに待つのがコツといえばコツかも。
おいしいお店に行く楽しみのひとつは、家で作る味のバリエーションが増えることと、目指すべきレベルがあがること。
今回はまさにそういう一品でした。(2009/6/15p)
※和歌ネエの連載のレシピ+もっと簡単なレシピを大幅に書き下ろしたものが本になりました!簡単料理レシピ集「和歌ネエの男前ごはん」(荻原和歌・著)です。
<ニュース>
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