ひみつのビクビク

ひみつのビクビク

刊行:2018年4月

作:フランチェスカ・サンナ,訳:なかがわちひろ

定価:1,600円+税

ISBN978-4-908255-94-6
対象年齢:小学校低学年から
ページ:33P
26.6×23.6cm

ちいさなビクビクはわたしだけのひみつのともだち。ビクビクはいつもそばにいて、わたしをまもってくれる。だから、わたしはほんとうには、こわいめにあわないし、ちょっとずつぼうけんをして、つよくなれる。でも、このくににひっこしてきたら、ビクビクはきゅうにおおきくなった……。

 

どんどん大きくなったビクビクは、女の子の睡眠や食事、学校での毎日を邪魔するようになりました。でも、一人の男の子と一緒に過ごすことで少しずつ変わっていく女の子の学校生活。みんな、自分のビクビクを持っていることに気づくのです。

 

◉アムネスティ・インターナショナル英国支部推薦図書。

◉全国学校図書館協議会(SLA)絵本委員会2020「えほん50」リスト選定。

 

<作家・訳者 紹介>

Francesca Sanna(フランチェスカ・サンナ)
1991年、イタリアのサルデーニャ島生まれ。州都カリアリをはじめとし、様々な国でイラストレーションを学ぶ。スイスのルツェルン応用科学芸術大学で修士課程を修了。2016年にイギリスで発表されたデビュー作『ジャーニー 国境をこえて』(きじとら出版)は、ケイト・グリーナウェイ賞候補から選ばれるアムネスティ CILIP 特別賞(ケイト・グリーナウェイ賞)ほか、全米イラストレーター協会ゴールドメダル、エズラ・ジャック・キーツ賞次点など、名だたる賞を受賞。本作は、2作目にあたる。スイス、チューリッヒ在住。 http://francescasanna.com/

中川 千尋(なかがわ ちひろ)
翻訳家、絵本作家。童話作品『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)で野間児童文芸賞、『天使のかいかた』(理論社)で日本絵本賞読者賞、『どうぶつがすき』(あすなろ書房)で日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞。お話を書いた絵本に「おたすけこびと」シリーズ(徳間書店)があり、『ありがとうのほん』(偕成社)、『たくさんのドア』(主婦の友社)、『せかいでいちばんつよい国』(光村教育図書)、『いっしょにおいでよ』(廣済堂あかつき)など翻訳絵本を多数てがけている。https://chihironn.com

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